The Garbage Collection(V3.0以降)blog ~十分一本勝負~

十分間だけをかけて何事かを書きます。気が向いたときとかに。

零落れて袖に涙の

 いつの間にか一週間も更新をさぼっていて自分でも驚いた。たかだか十分間、毎日パソコンの前に座って何事かを書きつける、などというこんな簡単なことすら満足に遂行出来ない落ち零れになってしまった。そう。吾輩はすっかり落ち零れてしまった。たといばIT関連についても落ち零れだ。それに目覚めた八〇年代の中頃から後半にかけては吾輩とて時代の先頭を切っていた。まだ世の中の皆さんがパソコンについてどこか怪しげなもの、SFの世界の中にあるもの、先進を気取るようななガキがゲームをあすぶために大枚をはたく無駄の極み、という程度の認識しかなかった時代に早くもパソコンを所有、ベーマガなんかの雑誌に掲載されたブログラムを打ち込んではシンタックスエラーに悩まされていたあの頃……たしかに吾輩は時代の先頭集団に居た。あれから幾星霜。それがいまではすっかり世の中のITに立ち後れた落ち零れとなってしまった。世の中の皆さんが随意に、普通に日常の中でスマホを操作、LINEなんかで知り人と楽しくメッセージのやり取りをするようなユビキタス社会だというのに、吾輩ときたら未だにLINEのアカウントすら持っていない。どころか日常の中でスマホを操作、したりすることにどことなく気恥ずかしさを覚えたりする。そういうわけですっかり吾輩はITな世界から落ち零れてしまった。もう取り返しはつかない。みんなが繋がるユビキタス社会の片隅で独りで寂しく、繋がりなど求められなかった往時を懐かしんで生きていくばかりの落ち零れの人間の屑だ。昔は良かったなあ。8ビットマシン華やかなりし頃に戻りたいれす。ユビキタスとかマジやです。